６．１１ソーカツ（ソースカツって読みました？）

私がプラカードに「ゲンパツはなしでイケる、きっと」と書いた理由は、原発の一番のウリだった「安い」というのが「多分違うだろう」と思ったからなのですが、今日、孫正義さんのツイッターに、立命館大学国産関係学部の教授による原発のコスト計算の資料のＵＲＬが紹介されていました。
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2010/siryo48/siryo1-1.pdf

　一見、専門的で読みにくそうですが、意外とシンプルにまとめられているので、数式の部分はとばして、ざっと目を通してみるとポイントが掴めるな～という感じです。

　横浜でのパレードでも、歩きながら隣の人と「1年のうちたった2週間の真夏日のために原発を作るなんてどう考えてもヘンなんだから、誰かきちんと計算して数字を出してくれないですかね～。」「どうして学者が黙ってるんでしょうね！」「海洋学者もですよ！汚染水の影響、計算できるでしょうに」・・・などという会話を交わしていました。
　ちゃ～んと、そういう計算をしている方もいらっしゃったんですね。

　ところで、上記の論文は2009年9月に発表されています。ということは、筆者の大島堅一教授は、福島の事故以前から冷静に「脱原発」を主張していらっしゃったということですね。
　それからあの資料は「第48回原子力委員会資料」となっています。どう考えても原発関係者の集まりらしい「原子力委員会」などというところであの文章が発表されていたとは・・・。原子力委員会って、何をどう検討するところなのでしょうか？


　さて、例の「6.11」ですが、２万人集まったという新宿のデモは、事前のサイトの作り方からコピーから、かなりのレベルです。
　映像を見てみると、「出演」バンドもレベル高いし、プラカードも個性的。終了後の映像の編集もうまいです。
http://611shinjuku.tumblr.com/
　神奈川も、少しずつウマくなっていくといいですね。
（40年前にぜんぜんそういう工夫をせずに失敗した先輩たち、いっぱいいますからね～。）

　私は特に新宿の「原発あぶねぇおそろしいマーチングバンド 」という名前がいいと思いました。
「あぶねぇおそろしい」って、本当に誰の気持ちにもピッタリで、ちょっとユーモラスで、すごくいいですよね。今度のプラカードのＢ面はこれにしようかな。

　そういえば以前、「ずっとウソだったんだぜ」が、元歌の「ずっと好きだった」よりいいと思うと書いたのは、メッセージの内容のためではなく、本当に歌としていいと思ったからです。で、なぜだろうと考えてみると・・・、やっぱりロックンロールには16歳の純情と「ゆっくりお話したいな～」という結論（まさかホントにオハナシじゃねーだろーという合意事項があるにしても）よりも、「ウソつきやがって、コノヤロー！」のほうが合ってるからなんじゃないかと思いました。